[NBA] ルーキーたちが新ユニホームで変顔写真撮影!?
今日Twitterを見ていたら変な写真が流れてきた。
“What do you think of my new look?” … Hangin’ at #NBARookiePhotoShoot with @kellyolynyk pic.twitter.com/RMSTgHN6mL
— NBA (@NBA) August 6, 2013
これは今年2013年のルーキー、Kelly Olynikが新チーム、セルティックスのユニホームを着ている写真。(個人的に次のDirk Nowitzkiになるのではないかと期待している逸材)
実はこれは#PaniniNBARookieというRookieたちの写真撮影会の一幕。Panini Americaという選手たちのトレーディングカードなどを作っている会社の、今年のルーキーたちのカード用写真撮影会が行われていた様子をTwitterで中継していたようだ。
選手たちが変顔をしている写真もあれば、まじめな顔の写真もある。また選手がユニホーム姿でドリブルスキルやダンクを披露している10秒以内の短い動画もある。(動画はvine.coというサービスを使って投稿されている)
↓なんとランチタイムの写真まで!これはこれで貴重な写真。ルーキーらしさがあってよい。(この量じゃ絶対食事足りてない・・・)
Lunchtime at the #PaniniNBARookie Photo Shoot! pic.twitter.com/ac6401wKNR
— NBA (@NBA) August 6, 2013
■ありふれたことをイベントに
おそらくこの写真撮影会は毎年行われていたありふれた光景だったのだと思う。が、それをPanini NBA Rookie Photoというイベントに仕立て上げ、スポンサーであるPaniniの名前を冠にし、さらにオフシーズンのネタの少ない時期に話題作りをすることに成功している。
特筆すべきはびしっと決めたポーズの写真だけでなく、ランチや選手同士がじゃれている写真、変顔写真、撮影中の様子を写した動画まで包み隠さず見せていること。Twitter、Instagram、Vineあたりが主に使われているのだがコストはほぼ0。コストがかからないのであれば接触面を増やす努力(点→面での接触)をしたほうがRTされる対象も増える(膨大なフォロワーがいてこその結果ではあるがそれぞれの写真・動画が50~200前後RTされている)。またいろんな選手・いろんな表情を見せるほうが、いろんな好みのファンにヒットする可能性もある。(このへんはAKB参照)
最後はNBA.comのサイトにちゃんとまとめて写真をアップしてフロー(Twitter上で流れて行ってしまう情報)からストック(NBA.com上でいつでも参照できる情報)に変換している。このへんは抜け目がない。
まとめると、いつも行われていることに名前をつけてイベント化し、SNSの利点を生かして接触面を増やし、きっちり結果はストック化する。ソーシャルメディアの活用で先端を行っていると改めて思い知らされるイベントだった。