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Archive for 2013年7月

[NBA] Social Spotlight – ソーシャルメディア上のファンにライトを当てる

前回の記事でNBAはソーシャルメディアの利用においてリーダーであるという点について書いた。

前回の記事では選手を中心としたコンテンツをどのように生かしていたかという点に触れたが、今回はファンが作成したコンテンツを活かしている方法のうちの一つを紹介したい。

■Social Spotlight概要

まずは下のスクリーンショットを見てほしい。

これは選手やファンたち(時にはチームのオーナーまで)がTwitterとInstagramに投稿した内容を集めてきてタイル状に表示されていて数秒ごとに内容が切り替わる。

nba_socialspotlight

■Social Spotlightの特徴

1年前の記事だが、引用する。

Social Spotlight, on the other hand, takes the best NBA content from Twitter and puts it in one place. Not everyone has time to scour Twitter all day, so these are the smartest comments, most telling stats and coolest photos out there.
NBA expands social media presenceより

いつでもTwitterのタイムラインを見れるわけではない人に、Twitterで最も話題の写真、コメント、スタッツ(試合記録)を提供している、と。

ただやみくもにTwitterから表示しているのではなく、ある程度RT数やお気に入り数などで絞り込んだ結果を表示していると考えられる。

ソーシャルメディアへのインパクトというのは意外と表現しにくいものだと感じているが、NBAはインパクトの大きさを公式サイト上にSocial Spotlightとして集約することで、表現できている。

次回は上記引用記事中にあったNBA Pulseについて触れたい。

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[NBA] 2013 Social Media Award – Social Mediaへのインパクトを評価する

NBAが今年で2回目となるSocial Media Awardというのをやっていたので紹介したい。

2013 Social Media Award(元々専用ページがあったのだが現在では結果のページにリダイレクトされる)

Official Releaseはこちら

■Awardの概要

趣旨はSocial Mediaにおいてインパクトを与えたチーム、プレイヤー、ファンを表彰するというもの。ここでいうSocial MediaにはTwitter, Facebook, Instagram, Youtube等が含まれる。

スポンサーはSAP。(SAPはStatsのサイトも提供している→紹介記事

候補はサイトで発表される。またカテゴリごとの候補がNBA.comのサイトで動画として紹介されている。

投票はnba.com/smaのサイトもしくはTwitterで#NBASMAのハッシュタグで投稿する。(NBAにとってTwitterからの集計はもうお手のもの)

最後はNBA tvでの発表となる。ここでの発表には今はコメンテーターをやっている元選手がホストとして登場する。

■Awardのカテゴリ

Awardのカテゴリは以下。

  • Snap Shot Award:写真
  • The Epic Award:歴史に残る試合
  • The LOL Award(Laugh Out Loud:大笑い):大笑いしてしまうような珍プレー
  • Social Slam Award:Social Mediaで話題になったダンク
  • FTW Award(For The Win):勝利に貢献した選手
  • The OMG Award:各チームによる面白ビデオ
  • Trendsetter Award:スタイル、服装でトレンドを巻き起こした選手
  • The 140 Award:ベストツイート
  • The Social MVP:Socialな影響力
  • Social Rookie Award:Socialでインパクトを増したルーキー
  • Social Difference Award:社会貢献
  • Fan Nation Award:ファンたちを表彰

OMGやLOLはTwitterでよく見かけるし、The 140 Awardが入っているのも実にSocial Media Awardっぽくてよい。とにかくこういうのは費用もほとんどかからない(紹介映像程度)のでできるだけ多くAwardを作って、できるだけ多く話題を集めたもの勝ちというところがある。

個人的なお気に入りはSocial Slam AwardのDeAndre Jordanのダンク。ファンだけでなく、選手も含めてTwitter上が騒然としていたのを覚えている。

■NBAがAwardを実施する理由

NBAがこのようなAwardを実施している理由はOfficial Release記事の最後に端的に述べられている。

The NBA continues to be a leader in embracing social media surpassing 400 million likes and followers combined across all league, team and player pages on Facebook, Twitter, Instagram, Sina and Tencent. The NBA was the first professional sports league to exceed one billion videos viewed on its YouTube channel and now has more than 1.3 billion videos viewed overall.

NBAはSocial Mediaを使うことに関してリーダーであり続ける。MLBに比べ試合数が少なく、NFLに比べてアリーナが小さいという不利な点がある一方で他に先駆けていち早く国際化しているNBAにとってはSocial Mediaは非常に相性がよい。それをいち早く見抜いていたからこそSocial Mediaに力を入れてきたのだろう。