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[NBA] NBAの動画配信 – NBA League Pass

NBA PlayoffもいよいよFinalを残すのみとなった。

日本ではWowowとNHK BSが放送しているが、なかなか録画しておいても見るのが億劫なのでついにインターネットでの動画配信サービスであるNBA League Passを契約してしまった。

NBA League Pass

今回はこのNBA League Passに焦点を当ててみたい。

■料金体系

  • League Pass(シーズンの全部の試合を視聴可能)
  • Team Pass(特定チームの全試合を視聴可能)
  • Playoff Package(購入時点のPlayoffの残り試合が視聴可能。残り試合数により料金は変動する現在だとFinalのみで$19.99。自分が購入した際はConf.Finalからだったので$39.99だった)
  • Single Game(s)(1試合のみの購入)

当然リストの上にあるほうがカバー範囲は多く割安になるが、League Pass(シーズン全試合)はかなり高く($200程度)、自分の場合は時間の制約上そんなに試合数を見れなかったためPlayoff Packageの購入となった。(余談だが今年のConf. Finalは熱戦が続き大満足だった)

逆に言うと小さい単位で試合を購入してもらったほうが割高にはなるのだが、その分細かいアカウントごとの課金と動画配信可否の制御が必要になり、バックエンドのシステムは複雑になる。これは視聴世帯が全世界におよぶNBAのスケールメリットを考えれば十分ペイする仕組みなのだろう。

■視聴可能デバイス

現在NBA League Passは以下のデバイスで視聴可能。また国についてはいくつか制限はあるが、アメリカ国外でも視聴可能。

  • PC (watch.nba.comのサイト上)
  • スマートフォン ( NBA Game Timeというアプリを利用 )
  • タブレット ( NBA Game Timeというアプリを利用 )
  • XBox
  • Apple TV

スマートフォンでの視聴については回線速度を判断して画質をコントロールするようになっている。日本ではLTEであれば十分に高画質な画像で見れるため通勤時によく見ている(ときどき電車を乗り過ごしそうになる。) デバイスが多様化しており、情報にアクセスする際に人々の最初に見るデバイスがスマートフォン、タブレットとなっている今の時代であれば極めて正しい戦略だと考えられる。

以前取り上げたNBA Technology Summitでもデバイス戦略は大きなトピックとなっているが、そのサミットの成果を着実に取り込んでいる。

# それにしてもAppleの世界戦略はアメリカのコンテンツを世界に届けるためのものだったのではないか、と思ってしまう。たまたまNBAの世界戦略に合致するAppleのデバイスがあったということなのだろうけど。

■コンテンツ

購入した試合についてはライブ(中継)およびアーカイブ(録画)の両方が見れる。アーカイブも試合全体(Full Archive)/得点シーン中心15分程度のダイジェスト版(Condensed)を選択可能。Liveでは見れないが試合全体を見たいという人にとってはありがたい。

また動画自体も、ただ試合の映像を流すのではなくアナウンサー・コメンテーターのコメントも入っているし、アナウンサーのインタビューも入っておりTVで放映しているのと遜色ないクォリティ。(Conf. FinalはTNTが全米放送していただろうから、それと同じソースなのかもしれないが)

# ここは確認が必要だがTV局はもともと放映権の契約をする際に、League Passでの動画配信も前提に契約しているのだと思う。TV局からすると動画の視聴世帯数が広がるわけで悪い話ではない。

# 余談だがさらにいうとTV局というのはもう存在しなくて動画をコアコンテンツとして、TVにも流すしネットでも配信するというのが今のTV局なのだと考えるともはやTV局という名前自体がそぐわないのかもしれない。

またTeam Ticketであれば、アウェーであっても自分が購入したチームよりのアナウンサーの声が入っている様子(これは未確認だが後述するアンケートからそのように読み取れる)

見るデバイスによるのだが動画配信とともにLive Statsも同じ画面内で参照できるようになっていて、試合中に「LeBron調子いいな、今日難点とっているのだろう?」とスコアボードを会場で見上げる感覚でStatsを参照できる。

そう考える試合そのものの映像自体(48分間の試合時間しかない)を素材として、その素材をいかにおいしく見せるかという味付けが実に徹底されている。これももっているコンテンツ(資源)を最大限に生かすというNBAの考え方が徹底されていると考えられる。

■継続的な改善

とても感心したのは購読開始後すぐにNBA Fan Forumなるところからメールが届き、かなり詳細かつ多岐にわたるアンケートを受けた。コンテンツに関する要望、適正料金に関する意見、他のメジャースポーツの動画配信との比較等が含まれており相当専門的であることがうかがわれたのでNBA Fan Forumのサイトを確認してみたところ ↓

NBA Fan Forum powered by VisionCritical

どうやらVision Criticalオンラインリサーチ専門会社と提携して実施しているようだ。ただアンケートを取らずにその分野の最高のパートナーと手を組む。ここでもNBA自体がプラットフォームとなりうまく提携を活用していることが読み取れる。

感覚的にだがTVに文句をいうことは少なくても、ネットの動画配信サービスだったらどうも文句があればいいたくなるようなところがあり、そこを逆手にとってうまく改善につなげていこうという姿勢が見える。

■NBAの徹底力

こうやって見ていくと動画配信という一つのサービスではあるが、漫然とやらずにひとつひとつどの側面も徹底的に考えた上で提供されている。もちろん核になる価値観なりビジョンなり世界戦略があってのものではあるが、このあたりがNBAのリーグとしてのビジネス面での強さなのだろう。

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